腰椎間板ヘルニアについて

こんにちは、群馬藤岡はりきゅう整体院のサイトウです。

4月に入りましたが、寒暖差の大きい日が続いていますね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?4月は何かと忙しく、疲れ易い月です。理由は、寒暖差疲労に加え、新生活が始まる時期ですので、身体的・精神的にも疲労が蓄積し易いと言われています。


さて、上述のように寒い季節や季節の変わり目は腰痛が増えると言われています。以前、高齢の方に多い腰部脊柱管狭窄症についてお話をしました。今回は、若年層に多い腰椎間板ヘルニアについてお話しします。


腰椎間板ヘルニアについては、名前はよく聞いたことがあるという方が多いと思います。身近に腰椎間板ヘルニアになったことがある人がいる、ニュースでスポーツ選手がなったことを聞いたという方も多いでしょう。


まず、ヘルニアについてご説明します。


ヘルニアとは、正常な位置から飛び出した状態を言います。飛び出るという意味のラテン語の「herunia」が語源と言われています。腰椎間板ヘルニアは、腰椎と腰椎の間にある椎間板(クッションの役割)が負荷を受けて中から髄核(ずいかく)というゼリー状の組織が飛び出してしまった状態です。これが、周囲にある下肢の神経に触れて、痺れや痛みを起こします。

要因は、

①身体的負荷:重い物を繰り返し持ち上げたり、交通事故のような急激な負荷でもなる。

②椎間板の変性:通常は、水分を含みクッション性に優れている椎間板が水分を失い、硬く破れ易い性質へと変化してしまうこと。主に加齢によるが、過度の運動や労働環境による場合もある。

*②が起きている状態では、①の影響をより受け易いとも考えられています。


次に症状は、

①腰痛:主に体を前に曲げた時に痛む。当初は、腰部から臀部にかけてだが,進行(更にヘルニアが飛び出す)すると、下肢に痺れや痛みが表れる。

②下肢にかけての痺れや痛み:腰痛と共に表れることもある。初期よりヘルニアが更に飛び出すと症状が強く表れる。また、足の筋力が低下することもある(歩行困難になる場合もある)。

以上のように以前にご説明した脊柱管狭窄症とは異なる点がいくつかあります。



腰痛は主に、冬や秋に多いと言われていますが、春も腰痛になり易い季節と言われています。その要因として、


気温:寒暖差による疲労で筋肉がかたくなり易い。

運動不足:寒さや仕事の忙しさから運動量が減少し、腰を支える筋力が低下してしまう。

生活環境の変化:進学や就職、転勤が多い為、引っ越し作業時の身体的負担(重い荷物を持ち上げる・長距離の移動など)がある。また、新しい環境への不安感が生じやすく、精神的負担増加による筋肉の緊張増加。


などが良く聞かれます。筋力の減少や筋肉の緊張増加を挙げましたが、これらが起きている状態では、腰に負担が掛かる不良姿勢になり易くなってしまいます。すると、捻る、屈む、反るといった何気ない動作で腰痛が発症してしまいます。デスクワークで、椅子に浅く腰掛けて背中を丸めて作業をされている方や前屈みで重い物を持ち上げる作業(運送業や倉庫内作業のほか介護や保育など)に従事されている方は特にご注意ください。

つらい腰痛でお悩みの方は、ご相談ください。4月は出会いの季節ですが、辛い腰痛からはお別れしましょう。

群馬藤岡はり・きゅう整体院

群馬県藤岡市ではり・きゅう・整体を中心に治療しています。

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